はじめに
※この記事はアーケイン派とアブソレス派の対立煽りをする意図は全くありません!!※
この記事の公開から1年以上が経ち、現在はアーケイン武器を採用した装備構成が主流となっているようです。
3種類の装備構成でそれぞれの基礎ステータス,セット効果,転生オプション,スターフォースによるステータスの伸びを数値化して比較していきます。
前提条件
- ①比較対象の部位
-
武器・頭・鎧上下・肩・マント・手袋・靴
- ②装備構成
-
(A)アーケイン武器+アブソレス5セット+アビス鎧上下
(B)アーケイン5セット+アビス3セット
(C)アブソレス5セット+アビス4セット(ファフニール武器、カオスベルルム頭) - ③武器種
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両手剣,篭手
- ④転生オプション
-
武器:攻撃Tier6,ボスダメTier5
肩以外の防具:メインステTier5,複合ステ(メインステ+不要ステ)Tier5 - ⑤アップグレード
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武器:痕跡15%埋め
その他:痕跡30%埋め - ⑥比較スターフォース区間
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☆0,☆12,☆15~☆22
- ⑦ステータス換算
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ボスダメ1%=攻撃力3.5
攻撃力1=メインステ3.5
結論
1.アーケインセット(B)は☆2.5個上のアブソアビス(C)とほぼ同じ強さで,☆1個上の武器だけアーケイン(A)よりはやや強い
2.武器が「篭手」の場合のアーケインセット(B)は☆1.5個上のアブソアビス(C)とほぼ同じ強さ
それぞれの装備構成の強み
- (A)アーケイン武器+アブソレス5セット+アビス鎧上下
-
① 比較的安く揃うアブソレスセットに、装備の中で火力貢献度の高い武器だけアーケインを採用している。
- (B)アーケイン5セット+アビス3セット
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① 現状最強の装備構成
② ジェネシス武器解放後も装備構成を変えずに済む
- (C)アブソレス5セット+アビス4セット(ファフニール武器、カオスベルルム頭)
-
① 非常に安く装備が揃う(特にパンダ付きのファフニール武器は、パンダ玉自体よりも安い)
② 頭をカオスアビス帽子にすることで、アブソレス5セット目とアビス4セット目のセット効果を両方発動させることができる
両手剣
☆0
まず両手剣の場合の比較になります。
ステータス | (A) | (B) | (C) |
---|---|---|---|
メインステ | 966 | 1066 | 879 |
攻撃力 | 638 | 749 | 475 |
防御率無視% | 41.5 | 41.5 | 26.9 |
ボスダメージ% | 70 | 70 | 100 |
表1. ☆0時のステータス比較(両手剣)
☆0の場合は、特に(C)のセット効果重複発動によるボスダメージの恩恵が大きく表れやすいです。
しかし、(A)と比較するとメインステマイナス87攻撃力マイナス163に対し、ボスダメージプラス30%なので、ステータス換算に基づいて計算すると差し引きメインステマイナス290(≒攻撃力83)の差となり、☆0の時点で既にセット効果によるアドバンテージは無くなっています。
また、(C)のみ防御率無視が低くなっていますが、これは防御率無視20%相当の差です。防御率無視は単一の基準でステータス換算するのが困難であるため、今回の比較では一旦無視します。
☆12~☆17
ここからは別々のスターフォース同士で比較を行うため、ステータス換算(ボスダメ1%=攻撃力3.5,攻撃力1=メインステ3.5)に基づいて全てメインステに置き換えて比較をします。
スターフォース | (A) | (B) | (C) |
---|---|---|---|
☆12 | 4733 | 5221.5 | 4294.5 |
☆15 | 4937 | 5425.5 | 4449 |
☆16 | 5320.5 | 5839.5 | 4799 |
☆17 | 5728.5 | 6278 | 5178 |
表2. ☆12~☆17時のステータス比較(両手剣)
ここで注目してほしい所は2点。
①☆12→☆15において、(A)と(B)はそれぞれメインステ換算204の伸びが見られますが、(C)においてはメインステ換算約155しか伸びていません。これは、☆0~☆15の区間において、武器のスターフォースによる攻撃力の伸び値がその武器自体の攻撃力に依存しているので、より強力なアーケイン武器を採用している(A)(B)の長所がよく表れたと言っていいでしょう。
②表2の(B)(C)の太字の部分に着目すると、☆12(B)の方が☆17(C)よりもメインステ換算値が高くなっています。
☆17~☆22
スターフォース | (A) | (B) | (C) |
---|---|---|---|
☆17 | 5728.5 | 6278 | 5178 |
☆18 | 6165.5 | 6745.5 | 5581.5 |
☆19 | 6627 | 7237.5 | 6014 |
☆20 | 7117.5 | 7758.5 | 6475.5 |
☆21 | 7637 | 8308.5 | 6966 |
☆22 | 8210 | 8912 | 7510 |
表3. ☆17~☆22時のステータス比較(両手剣)
☆15以降のスターフォースは装備レベルに完全に依存するため、星1あたりの伸び率は(B)>(A)>(C)になります。
また、☆20(B)は星1つ上の☆21(A)や星2つ上の☆22(C)よりもメインステ換算値が高くなっています。
ここまでの比較を☆17(B)を基準に全てのスターフォース区間で比較できるように係数化したのが以下の表4になります。
☆0~☆22
スターフォース | (A) | (B) | (C) |
---|---|---|---|
☆0 | 0.646 | 0.724 | 0.600 |
☆12 | 0.754 | 0.832 | 0.684 |
☆15 | 0.786 | 0.864 | 0.709 |
☆16 | 0.847 | 0.930 | 0.764 |
☆17 | 0.912 | 1.000 | 0.825 |
☆18 | 0.982 | 1.074 | 0.889 |
☆19 | 1.056 | 1.153 | 0.958 |
☆20 | 1.134 | 1.236 | 1.031 |
☆21 | 1.216 | 1.323 | 1.110 |
☆22 | 1.308 | 1.420 | 1.196 |
表4. ☆0~☆22時の係数化ステータス比較(両手剣)
篭手
篭手は全武器種の中で基本攻撃力が最低なので、以下のような特徴があります。
①武器における転生オプションの攻撃力は基本攻撃力を参照しているため、他の武器種に比べて低い値が付く
②武器のスターフォースは、☆15以下に限り基本攻撃力+アップグレード強化による攻撃力を参照して攻撃力の伸び値を決定しているため、他の武器種に比べて伸び値が低い
以上から、篭手は攻撃力が伸びにくいということが分かります。
それによる影響を表4と同様に☆17(B)を基準にした係数表にして比較してみます。
☆0~☆22
スターフォース | (A) | (B) | (C) |
---|---|---|---|
☆0 | 0.623 | 0.715 | 0.637 |
☆12 | 0.718 | 0.810 | 0.717 |
☆15 | 0.747 | 0.839 | 0.741 |
☆16 | 0.819 | 0.917 | 0.807 |
☆17 | 0.896 | 1.000 | 0.879 |
☆18 | 0.979 | 1.088 | 0.955 |
☆19 | 1.066 | 1.181 | 1.037 |
☆20 | 1.158 | 1.279 | 1.124 |
☆21 | 1.257 | 1.383 | 1.216 |
☆22 | 1.365 | 1.497 | 1.319 |
表5. ☆0~☆22時の係数化ステータス比較(篭手)
まず見て欲しいのが(A)と(C)。☆0の状態では(C)のセット効果重複発動による恩恵が(A)の200武器の基礎攻撃力を上回り、(C)の方が若干強くなっています。
しかし、星の量が増えるにつれて徐々に(A)の構成が(C)を上回り、最終的には星0.5個分の差が付きます。
また、(B)と(C)の比較でも、両手剣の時は負けていた☆12(B) vs ☆17(C)と☆20(B) vs ☆22(C) の勝負でも、両方で(C)が逆転しています。
以上より、両手剣と比べて篭手はアーケイン武器(A)(B)とファフニール武器(C)の差が大きくないことが分かります。
コストパフォーマンス
今回は性能の比較に止めておきたかったのですが、それでは「結局アーケイン一式が最強じゃん!!」となってしまうのでふわっと、ちょっとだけコストパフォーマンスのお話をします。(要望が多ければ記事化するかも)
まず、アブソレス装備とアーケイン装備では1回のスターフォースの費用が2倍弱、装備自体の値段は約5倍(2023/10/19時点:くるみサーバー)の価格差があります。
装備がよく壊れるようになる☆18以降では装備の再購入費も含めてスターフォースの費用期待値の差は約2倍になります。
また、☆10~☆15と☆17~☆20の区間では1星増える度にスターフォースの費用期待値が倍々になっていきます。同様に、☆15→☆17,☆20→☆22も約2倍の費用期待値になります。
以上より具体例を挙げると、スターフォースにかかる費用の期待値は、☆17アーケイン≒☆18アブソレス,☆20アーケイン≒☆22アブソレスであることが分かります。(参考:https://mushiawo.com/sim/stafo_cost/ )
今回は計算結果を示さずに簡易的に算出したものなので、あくまでも参考程度に止めておいて下さい。
さいごに
今回はセット効果に関係する8部位について比較を行いましたが、メイプルの装備には☆15以上のスターフォースが付く部位が全部で18(実質17)部位あり、装備枠だけで言えばトーテム3枠に称号まで加えると28枠もあります。
つまり、今回の比較はどんなに贔屓目に見ても装備全体の半分程度。ファミリアや潜在能力等の要素まで加味すれば全体の3割にも満たない部分の比較であるため、この8部位の装備構成とスターフォースだけで火力が決まるわけでは無いという事を覚えて下さい。